アートの輪
アートの輪は障がいのある方がもっと気軽に、もっと自由に、そしてもっと自然に【自分の作品を発信できる場所】と自身の創作活動を通して【社会に認知され、経済的対価を得られる仕組み】が必要だと考えています。障がい者アート協会はこの場所と仕組みをつくります。作品を社会に発信し、たくさんの人に見てもらえる喜びと、創作活動を通して経済的対価が得られる喜びを、ひとりでも多くの障がいのある方に届けることを目的としています。
代表メッセージ
私の次男は3歳の時に知的障がいを伴う自閉症と診断を受けました。言葉が話せず癇癪が強い、そのような難しい乳幼児でしたが幼稚園の頃に自然と部屋の片隅で絵を描き始め、それと同時に少しずつ同年代の子供達に比べ十分ではありませんがコミュニケーションも取れるようになり、高校生になった現在では特別支援学校の美術部の部長として創作活動をしています。
「絵を描く」という自己表現との出会い、そしてそれをサポートする人々との出会い、こういった出会いが彼の人生に「経験」という光をあて、彼自身にとどまらず、私たち両親や次男の作品に価値を見出してくれた方々全ての人に精神的満足感を与えてくれたと確信しています。
しかし改めて周りを見回したときに、そのような出会いがなく、社会の片隅に埋もれてしまっている障がいのある人々は多く存在すると思います。私たちはそのような人々に対し、雇用の機会や十分な賃金を与えるといった大きなことは現時点ではできません。しかしながら、次男に与えて頂いていたような小さな、しかしとても貴重な経験、そして満足を与えることであれば出来ると信じています。
そのような「思い」から一般社団法人障がい者アート協会は生まれました。私たちは、障がいのある人の自己表現、創作活動を応援します。
一般社団法人障がい者アート協会
代表理事 熊本豊敏
【こちらからもお問い合わせいただけます】