【八木画房・八木道夫とは】

 

“ピエロのリリシズムに血を通わせる”

 

ピエロに魅了される画家八木道夫は、ヒトの喜怒哀楽の感情を抑制の利いたカラーリングセンスで表現する孤高の画才の輝きがあるように思われる。作家は、ピエロの道化の姿の真実を敏感に見抜き、自身をピエロに重ね、モティーフとして、自らの絵画世界の“主役”として様々な表現を試みてきた。「扉の向こう」では、化石やサンゴ、大樹が、命の象徴として配され、生命の内に(感情の歴史)宿る心の扉に未来や希望を、幻想的に描いている。仮面を持つピエロの表情に漂う哀愁が実に美しい。比べて「平和の使者」は動じない平常心のピエロが凛々しい。世界を巡礼し、人々の気持ちを浄化する使命に満ちる、現代を“生きる”ピエロのリアリズムが感動を呼ぶ。

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文/クリスティーヌ・モノー

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